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タイの憲法裁判所、2月2日の総選挙を無効と判決
配信日時:2014年3月22日 20時05分 [ ID:269]

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判決を下した9人の裁判官。反タクシン派が多く抜擢されているという。

2014年3月20日、タイメディアが一斉に報じたところによると、タイ憲法裁判所は去る2月2日に行なわれた総選挙について、6対3で無効であるとの判決を下した。判決理由として、複数の選挙区で立候補者が登録できなかったことと、投票においても妨害によって投票自体ができなかった選挙区があるとして、総選挙は全国で同日に行われなければならないとする憲法に違反すると判断したもの。

政府与党であるタイ貢献党は、投票が未完了だった選挙区のやり直し選挙を4月に予定している。しかし、この結果によって、全国一斉の再選挙となりそうだ。また民主党は前回同様に選挙への参加をボイコットするとしていたが、この判決を受けて対応の協議を始めた。

また、ルンピニ公園でデモ活動を続けている反政府派は、何度選挙が行なわれようとも自分たちの要求(インラック首相の退陣と第三者による政権管理機構の発足)が認められない限り、活動は終わらないとコメントした。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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