タイのニュース

三井造船、タイのエンジニアリング各社から蒸気タービン発電設備を連続して受注
配信日時:2014年3月15日 5時00分 [ ID:244]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

三井造船の蒸気タービンはコストパフォーマンスが高い。

2014年3月10日、三井造船株式会社(以下、MES)は、タイの電力小売り(以下、SPP)事業者向け蒸気タービン発電設備をエンジニアリング各社から連続して受注したと発表した。ガスタービン複合発電の設備の一部として、発生した電力・蒸気を周辺の工業団地や電力会社へ供給する。

MESは2011年にタイのSSP事業者・タイナショナルパワー (現Glow SPP)向けに28メガワット級の蒸気タービンを納めて以降、当該SPPマーケット向けに積極的な営業展開を図ってきた。蒸気タービンの性能とコストパフォーマンスが高く評価され、今回SPP向けで16基目の受注となった。

受注した蒸気タービンは、フランスのアルストム社とのライセンスに基づき、MESが設計・製造しているもので、高圧・低圧の蒸気エネルギー回収を最適化することで高効率化を図った高速2軸型タービンと、アメリカ石油協会規格にも対応する1軸型タービンで、10メガワット~150メガワットまで幅広いレンジに対応する。

MESの蒸気タービンは、タイはもとより、東南アジア諸国でも、ガスタービン複合発電設備や化学プラント、石油精製プラント、ボイラー発電設備向けなど、様々な用途でこれまでに300基以上が稼働中だ。

【編集:YK】

タイの新着ニュース