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日本とタイのビジネスリーダーが参加した国際会議がバンコクで開催される
配信日時:2014年3月11日 12時11分 [ ID:231]

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バンコク日本人商工会議所に登録された会員数の推移。

2014年3月6日、タイの首都バンコクにあるプラザアテネ・ホテルで国際会議「日本による海外投資の新たなうねり タイおよびアセアン+1」が開催された。

タイの英字紙ネーション主催の本会議では、日本とタイのビジネスリーダーによる講演と活発な討論が行なわれた。総合的に観ると、日本による海外投資には2つの大きなうねり、タイへの製造業中心の投資から非製造業の投資へのシフト、およびタイから他のアセアン諸国へのシフトがある。

日本国内市場の縮小と安倍首相の経済政策が企業の海外進出を促し、特にここ数年、アセアン地域、なかでもタイへの投資が急増している。バンコク日本人商工会議所(以下、バンコクJCC)の古賀副会頭によると、1963年には97社だったバンコクJCC会員数は急激に増え、現在は1500社以上となり、その80%以上は自動車産業の会員とのことだ。

過去40年間、タイは製造業が投資するのに適した国であったが、近年は製造業以外の日系企業が増加し、在住する日本人も急増している。最近は中小企業や非製造業、特にサービス産業の進出が目立っている。2013年にバンコクJCCに登録した製造業の法人数は89社だったのに対し、非製造業の法人数は185社にのぼった。

基調講演を行なったマッキンゼー&カンパニーのシニア・パートナーであるチョー氏は、日本は製造業だけではなく、インターネットを基盤とする経済・農業・教育などの分野でもタイをはじめアセアン諸国と協力すべきであると述べている。


【翻訳/編集:YK】

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