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【タイ】タイでは自炊するよりも外食が安くて済む
配信日時:2015年6月13日 17時00分 [ ID:2077]

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タイの家庭料理で、ミヤン・プラトゥーというもの。野菜に米粉のそうめん、アジ、香草、豚肉などを載せ、辛いタレをかけて巻く。これも食材を揃えると5人分で400バーツ以上になる。

 2015年6月13日、バンコクで暮らす場合、生活費の大きな割合を占める食費を節約するには、実は屋台などで食べた方が安くなるという話を紹介したい。

 タイは日本と比べ飲食関係の物価指数がかなり安いとされる。市場や屋台では食べものが安く売られているので、食費をだいぶ抑えることができる。ただ、これはタイ料理などに限った話だ。和食やイタリアンなどは1品1品がかなり高く設定され、タイ料理が苦手な人では逆に日本よりも高くつくケースが多い。

 自炊をする場合においても、日本料理を自宅で作ろうと思うと、タイで生産されているものであれば安く済ませられるが、食材や調味料などは日本から輸入したものを買わなければならず、関税や輸入費用も上乗せされ、かなり高くなってしまう。

 タイ料理を自分で作って食べるケースでも、結局はタイでは高くかかっていく。冷蔵庫の冷気がドアを開けるたびにほぼ全部抜けるので、食材を使いきる前に傷んでしまい、結局ロスになる。そうなるとひと皿あたりの費用が高くなり、せいぜい高くても50バーツ(約185円)の屋台の方が安くなる。

 タイでは中級レベルのアパートでさえ最初から調理設備がない。キッチンなどがつくのは高級マンションなどになる。これはそもそも所得が少ない人の場合は屋台の方が安いからなのだろう。

 今後も日系企業のタイ進出は止まらないと予想される。それに合わせて日本人の在住者も増加する。そんなときの参考になればと思う。

【執筆:高田胤臣】

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