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新たなタイの魅力を発見できる「12県の隠れた名所」を提案-タイトラベルマート・プラス
配信日時:2015年6月11日 13時00分 [ ID:2062]

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日本向けブリーフィングで話す、TAT東アジア局長のシースダー・ワナピンヨンサック氏。

 2015年6月、「タイトラベルマート・プラス」(TTM+)の2日目、6月4日に行われたメディアブリーフィングでは、タイ国政府観光庁(TAT)総裁代理のジュタポーン・ルンロンアーサー氏が登壇。タイ観光業界の現状を解説した。

 2015年4月に戒厳令が解除になり、政治的にも安定していることから、日本をはじめ世界レベルでタイへの訪問者は順調に推移している。2015年1月1日から5月25日までの渡航者数はすでに1195万人に達しており、前年同時期と比べると19.0%増。171億2000万ドル(5780億バーツ)の観光収入を得ている。観光市場で最も大きいのが中国であり、続いてマレーシア、韓国、日本、ロシアと続く。

 2015年の訪問者数は2800万人を見込んでいて、TATでは「2015 Discover Thainess」をスローガンに、「Thainess(タイネス、タイらしさ)」をアピールしていく。例えば、バンコクでいえば屋台フードツアー、サイクリングツアーなど、見るだけではない体験型のメニューを提供していく考えだ。

 日本向けブリーフィングでは、TAT東アジア局長のシースダー・ワナピンヨンサック氏が対応。これまでは日本人がタイに訪問することが多かったが、日本がタイ人観光客のビザを免除して以来、日本を訪れるタイ人が年々増加していて、14年の65万人から15年は70万人になりそうだという。

 日本からプーケットやチェンマイへの旅行者も増加しており、15年の日本人渡航者数は139万人を目指している。タイと日本の双方向での観光を強化していきたいと強調した。

 日本人渡航者の多くはタイに魅了され、何度も訪れているリピーターだ。彼らに新たなタイの魅力を発見してもらうため、「Thainess」では「タイの12の秘宝」という12県の隠れた名所を提案している。

 北部では、ゆっくりと時が流れる「ナーン県」など3県、東部では夢に見た島々「トラート県」など2県、このほか東北部2県、西部2県、南部3県を取り上げている。アクセスがよく、外国人観光客を受け入れられる宿泊施設があり、観光地化されていない素朴な生活の風景が見られるエリアがピックアップされている。

 出展ブースでは、ホテルや旅行代理店、ゴルフ場、エンターテイメントなど400社が、今年のテーマであるウエディング&ハネムーン、健康と癒し、タイらしい経験ができるエコツーリズムの4つに合わせて展示を行っていた。




【執筆/撮影:嶋津典代】

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