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【ミャンマー】ティンジャン(新年の水かけ祭り)に向けてステージ建設数が増加 景気上向きの表れか
配信日時:2015年4月4日 9時00分 [ ID:1757]

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ヤンゴン市役所前にはYCDCによる巨大な「マンダ」が建てられ、祭りの時を今や遅しと待ちうける。

 2015年4月4日、地元メディアによると、ミャンマーでは4月13日から16日の4日間、「ティンジャン」(水かけ祭り)と呼ばれるミャンマー新年の祭りが行われる。

 ティンジャンとは1年の厄や汚れを洗い流すという意味から、お互いに盛大に水を掛け合うミャンマー最大の祭である。

 祭りの期間中、市内の主要幹線道路には「マンダ」と呼ばれる放水用の大きなステージが建てられ、大音響でダンスミュージックを掛けながら、道路を走る車や人に水を掛けたり、ダンスを楽しむ光景が見られる。

 2000年代半ばは軍事政権下による経済の停滞により、マンダを建設する企業や団体が極端に激減していたが、近年は建設されるマンダの数は増加している。

 マンダ建設許可の申請を司るYCDC(Yangon City Development Committee)によると、大規模なマンダ(幅100フィート~120フィート)の建設費用は去年より20%アップし、1000万Ks(約100万円)。中規模(100フィート以下)でも600万チャット(約60万円)かかるにもかかわらず、2015年の建設許可申請団体数は去年の181団体を上回り、204団体にのぼる。

 1年に1度のマンダ建設は、企業の力をアピールするチャンスであり、どの企業がどこにステージを作り、有名歌手を何人呼べるかは毎年大きな話題となる。

【翻訳/編集:竹永慶代】

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