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タクシン派がタイ北部・東北部の独立を模索
配信日時:2014年2月14日 14時30分 [ ID:155]

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「タイに正義がないのなら、われらは分割を望む」。北部パヤオに掲げられた横断幕はすぐに撤去された。

2014年2月13日、タイの英字紙バンコクポストによると、チェンマイとタイ北部、東北部を中心とするタクシン支持派は、長引く反政府デモに対して、タイを北と南で分割したほうがいいのではないかと言い出しているという。

すべての話し合いを拒絶し、頑な反政府デモに対して、政府支持者たちは現在、驚くほどに冷静に事態の推移を見守っている。昨年、ラムカムヘンの競技場に政府支持者が集まっていた際に暴動が発生、4人が犠牲になる事件が起きて以来、目立った動きをしていない。

しかし、彼らは反政府デモに対して、少しの正義も、同情も感じられないという。反政府デモの言い分は非民主的であり、まるでテロのようなもの。それほどに話し合いとわかり合うことを拒むのであれば、この国を二つに分割したほうがいいだろうというものだ。

政府支持者たちは、タクシン元首相とインラック首相の故郷でもあるチェンマイに首都を置き、タイ北部と東北部がバンコクなしでも十分にやっていけるとして、インラック首相がチェンマイを訪れた際にも直接提案を行なったという。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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