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【ラオス】世界遺産のワットプーで毎年恒例のフェスティバルが開催
配信日時:2015年1月28日 19時45分 [ ID:1467]

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メコン川近くに佇むワットプー。元々は寺ではなく、クメール文明の宮殿だったという。

 2015年1月28日、ラオス南部のカンボジアにも近いチャンパサク県にあるラオス第2の世界遺産ワットプーで、毎年盛大に開催されているフェスティバルが始まった。

 ワットプー・フェスティバル2015は、1月28日から2月3日まで毎日開催される。1月31日までは、ラオス特産品の販売店が並ぶだけだが、2月1日には、地元児童らによるダンスやパレード、伝統音楽のステージなども催行される。

 また、最終日の2月3日には早朝7時から僧侶たちの托鉢読経、夜7時からは、ロウソクを持ち、本堂外周を周る行事が行われる。音楽ステージは2月1日から3日間行なわれ、地元民のみならず、タイや欧米などからの観光客で賑わう。

 ワットプーは、山の中腹に建てられたクメール様式の宮殿跡を、クメール人が去った後にラオス人が仏像を建立し、仏教寺院とされたという変わった歴史を持つ。クメール人たちは、このワットプーを去った後にアンコールワットの地へ向かったと言われており、その道は今も一直線にアンコールワットへ通じている。

 また、同じ時に世界遺産に指定されたワットトモという遺跡が、ワットプーとメコン川を挟んだ向かい側にある。こちらはほとんど脚光を浴びることなく、今もひっそりと熱帯雨林の中に佇ずんでいるが、クメール文明における歴史上最初の遺跡だ。 

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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