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軍事クーデターを起こした将軍も選挙で投票─タイ字紙
配信日時:2014年2月4日 3時00分 [ ID:120]

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スチンダー元将軍の近影。

2014年2月2日、タイ字紙カオソットが報じたところによると、1991年に軍事クーデターを起こし、その後、首相となったスチンダー元将軍がドゥシット地区の投票所に現れ、退役軍人として投票したと報じた。

元将軍は取材陣のインタビューに答え、「わたしはこの国の平和を望む。この事態は双方の話し合いによって解決してほしい」と語った。

スチンダー元将軍は1991年当時、軍事政権のトップにあったチャートチャイ大将に対してクーデターを起こし、その後、憲法改正を経て、自らが首相となったものの翌年5月に民主政権を望む民衆のデモと対立。流血の事態になったところで国王の仲裁により表舞台から去っていった。

また、プラユット元将軍も同日投票に姿を見せたが、取材陣へは「今日は選挙の日だ」とだけ答えて、足早に去っていった。しかし、その後、彼自身のIDカードを忘れていったことが発覚し、担当者が慌ただしく連絡を取っていた。


【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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