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【ベトナム】積水化学工業、水インフラ分野の販売会社を設立=資本金約8600万円
配信日時:2014年11月12日 13時44分 [ ID:1186]

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積水化学工業が試験施工を予定している非開削管路更正工法の例。

 2014年11月10日、積水化学工業は、ベトナムに水インフラ分野を対象とした販売会社「セキスイ・ベトナム・パイプ・ソリューションズ社(以下、SVPS社)を来年1月に設立すると発表した。

 積水化学工業は、ベトナムにおける水インフラ分野の事業拡大を目指し、2013年7月、ベトナムのプラスチックメーカーであるティエン・フォン・プラスチック株式会社(以下、Tifo Plast社)と業務提携契約を締結、その後、樹脂製パイプなど商材のTifo Plast社によるOEM生産の準備を進め、本格的な販売を行なう体制を整えてきた。

 新会社SVPS社では、積水化学工業が資本金75万米ドル(約8600万円)、100%を出資し、2015年1月1日より事業を開始する。

 当初は、現地市場環境の把握を強化するとともに、Tifo Plast社によるOEM生産品ならびに当社グループからの輸入品を商材として、上下水道等公共事業物件の受注獲得を目指す。さらに、ベトナムのみならず他のアジア各国でも拡販し、2020年度には売上高100億円を見込んでいる。

 積水化学工業は、ホーチミン市にて、非開削管路更生工法の試験施工を予定しており、大阪市の一般財団法人都市技術センターとの協業にて管路調査・診断から維持・管理までの包括物件受注を目指す。

 また、子会社である積水アクアシステム株式会社は、ベトナムにて省エネ型有機性産業排水処理(回転円板法による有機排水処理装置「エスローテ」)による水環境改善事業を実施、本格的な事業化を目指している。

【編集:YK】

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