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ハラール製品をタイから世界へ――タイメディア
配信日時:2014年2月2日 16時00分 [ ID:112]

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バンコクのアラブ人街にはハラールフードを提供する店が軒を連ねている。

2014年2月1日、タイの英字紙バンコクポストは「ハラール製品をタイから世界へ」という記事を掲載した。

タイ国内において大きなマーケットへと成長しつつあるハラール製品。ハラールとは「イスラム法において合法なもの」を意味する。タイ企業はこれをタイ国内と国外の両方でさらに市場拡大させ、タイを世界のムスリムキッチンとして定着させる計画を進行中だ。

タイ国内で製造したハラール製品をイスラム教の国々に輸出するにはハラールの認証は欠かすことができない。2006年には約1700の企業が5万以上の製品に対してハラールの認証を受けている。

タイ南部の経済の中心地であるソンクラー県をタイ国内におけるハラール製品の製造の拠点とする計画も進められている。ソンクラー県はマレーシアとの国境に接しており、イスラム教徒の住民も多い。

タイ・イスラム中央協議会の事務局長であるアヌマット・アーマッド氏は「地元住民に職を与えることにもなり、タイ南部の暴動も少しは鎮まるのではないか」と期待を寄せている。


【翻訳/編集:小林ていじ】

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