タイのニュース

【タイ】『戦場にかける橋』のカンチャナブリからバスで2時間走り、ミャンマーに入国
配信日時:2014年5月16日 10時00分 [ ID:457]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

タイのイミグレーションにいた若い女性スタッフ。

 2014年5月15日、タイ西部カンチャナブリの中心部からバスで約2時間のところにあるフアイナムカウの国境からミャンマーに入国することができるという情報を聞きつけて現地を訪れた。

 到着すると、広大な緑の中に小屋がポツンと建っている。ここがイミグレーションのオフィスなのだという。ミャンマーへの1日入国料は国境往復のバス代や手数料など、もろもろ含めて800バーツ(約2400円)。証明写真などは必要ない。

 この国境周辺には観光すべきスポットは何ひとつない。食事できる場所もない。それでもバンコクから多くの外国人がこの場所を訪れるという。ビザラン(タイを一度出国してからまた入国することによってタイの滞在期間を延長すること)が目的である。筆者が現地で知り合ったドイツ人の青年もビザラン目的で数か月に一度この場所を訪れていると話していた。

 しかし、タイの出入国管理局は、今後はこのようなビザランの取り締まりを強化すると発表している。そうなったらこのフアイナムカウを訪れる外国人はほとんど誰もいなくなってしまうかもしれない。


【取材/撮影:小林ていじ】

タイの新着ニュース