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【タイ】北部チェンマイの国立公園で山火事　一時ネット上騒然
配信日時：2016年5月9日 16時02分 [ ID:3378]

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市民たちによって差し入れられた水などを現場の司令所運び入れる人々(SNS掲載写真より)

　2016年5月9日、昨晩、タイ北部の観光地チェンマイで大規模な山火事があった。今朝の時点で、すでに鎮火されたが、ネット上に掲載された写真が夜間でもあったため一時は騒然となった。

　山火事があったのはチェンマイでも有数の観光地になっているドイステープ山周辺。そのため、至近にある同名の寺院や動物園に延焼したのでは？ とネットを見たタイ人たちの間で一時、騒然となった。

　一夜明けてその規模が判明し、チェンマイ知事が会見を開いたところでは、寺院や民家などへの延焼は無く、死傷者も一切出ていないとの事。また、掲載された写真が夜間であったため実際の規模以上に大きく燃えている印象だが、実際には炎よりも煙の方が多く、深刻な状況ではなかったと述べた。

　現地では、消火作業に追われる消防隊員をねぎらうため、市民や企業が炊き出しや差し入れを持ち寄るなど、夜間にも関わらずチェンマイ市が一体となっての消火作業となっていた。

　原因については、チェンマイ消防局でまだ捜査中としながらも、火の不始末や放火など人的な原因である可能性が高いと言う。

　チェンマイや北部山岳地帯では、付近に住む少数民族による野焼き農法が昔から行われており、時期によっては市内が煙に包まれることもあり、近年は問題視れている。

【翻訳/編集：そむちゃい吉田】

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