TODAY 2025年12月14日
ワールドのニュース
【コラム】韓国・移民の扱い
配信日時:2022年5月27日 5時00分 [ ID:8071]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2022年4月、ウクライナの問題で、韓国大統領選などまったく話題にも上らなかった。国とってシステム的に一番偉いとされる人よりも、その裏にいて確実に国を動かしている偉いと言うより怖い人の存在の方が、その国の未来を左右するからだ。
人道上の問題で、各国が、ウクライナ難民の受け入れを続々表明している。韓国もまた、その国の一つだ…日本よりも、地続きで歩いてこられる可能性が高いからとも言える。
韓国には「移住民法律支援センター」がある。主宰者は元国家人権委員会職員で弁護士。故に、民営のセンターだ。
ウクライナ難民は国が世話をするので、民間の関与は必要としないかもしれない。けれど、センター長は、いくつかの移民への不当な扱いを提示する。
東南アジア出身の20代の女性が交通事故にあった。彼女は電動アシスト付き自転車に乗っていた、そこに突然小学生が飛び出してきた。小学生は歯が二本抜けた。彼女のビザはまもなく延長審査期間になる。この事故が影響したらどうしよう。彼女は、250万ウォン(約24万1000円)の損害賠償金の調達に毎日を送っている。この金額は、給料の3か月分に相当すると言う…日本ならば、自賠責保険があるのに。
やはり20代の女性。日本でも韓国人花嫁がその身内や友達を日本に呼び寄せ結婚させることはよく聞く。韓国人は韓国人同士で結婚したらいいのに、嫁の来てがないので、他国の女性を求める。彼女の姉がまず韓国人と結婚した。彼女は姉の招きで韓国に来た。さびしさからネットで独身と称する韓国人男性と出会い、結果妊娠した。そして連絡がとれなくなった。よくある話だ。中絶を宗教上許さない国に生まれた彼女は一人で出産した。訴訟を起こし、子供は韓国籍を得ることができた。問題は、彼女のビザは観光だった。就労ビザを取ろうとしたが認められなかった。ビザの期限が切れているのに、彼女親子は韓国にいる。そして日本の生活保護に相当する国の支援を受けている。ビザが切れている以上不法滞在なのに、強制送還もされず、生活保護を充てられる。韓国の法律は複雑だ。彼女は、就労ビザが取れないことに対して、裁判を起こしている。これもまた、不思議な話だ。
移民を労働力としか見ていないのは、近年日本の中抜きシステムでも指摘されるところだ。日本の最低賃金も、日本人ではないから守られることはない。それは韓国も同じだし、日本以上過酷な仕打ちを受けている移民、貧困層の外国人が多い。
移民に頼らなければ、産業が成り立たないのであれば、移民に対する正当な法律が必要だ。そして、法律ができそうにないから、解決は、民間の法律センターの仕事になる。さらに、韓国では移民だけでなく自国民も、自分の権利を主張するために、裁判が多用される。
なんとも気持ちの悪いシステムがまかり通っている国に、今日も移民が来る。
【編集:fa】
|
|
|
|
ワールドの新着ニュース
NX台湾、植樹・資源回収で環境保全に貢献 「CSRグリーンアクションデー」に社員と家族100名が参加
[ 2025年12月11日 14時45分 ]
【中国不動産】「路上でマンション叩き売り」の衝撃 狼狽売りが招く“日本化”の悪夢
[ 2025年12月11日 10時30分 ]
手間なし韓国米! 新潟式「二合パック」で実現した一人暮らしの革命とギフト戦略
[ 2025年12月11日 10時00分 ]
韓国の国技テコンドーがカナダで日本の忍者に! 起源論争に火をつけた「まさかの誤報」の真相
[ 2025年12月11日 9時00分 ]
年明け奈良で日韓会談、李大統領と高市首相結束へ。米中とも通じる韓国「全方位外交」のしたたかさ
[ 2025年12月11日 8時00分 ]
住環境を変えず「ノンストレス婚」 ソウル高級マンション内の限定相談所が人気
[ 2025年12月11日 7時30分 ]
130億円消滅! 逮捕された尹前大統領の呪縛を断つためクリスマスに青瓦台へ出戻る韓国の大迷走劇
[ 2025年12月10日 7時00分 ]
NXオーストラリア・創立40周年記念式典をシドニーで開催、将来ビジョンを共有
[ 2025年12月9日 15時30分 ]
人気ニュースランキング
[ ワールド ]
緊迫する日中関係の行方、台湾有事を巡る応酬と中国孤立の可能性
プライオリティパス 成田空港の、肉料理 やきすき やんま・ぼてぢゅう屋台、利用ルール改訂
中国と中華圏で新型コロナ感染が再拡大、ピークは5月下旬・免疫低下とウイルス変異が鍵
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年12月12日 10時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年11月13日 7時00分 ]
ラオス [ 2025年12月11日 12時15分 ]
国連・SDGs [ 2025年11月27日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年12月8日 14時30分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年10月24日 16時30分 ]
フィリピン [ 2025年12月8日 12時15分 ]