TODAY 2025年12月13日
ワールドのニュース
【日本海汚染危機】北朝鮮が日本海へ打ち込んだミサイルは約100発
配信日時:2017年7月9日 14時59分 [ ID:4442]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2017年7月9日、北朝鮮は4日に初成功したと発表したICBM(大陸間弾道ミサイル)を含め、今年11回のミサイルを発射している(『読売新聞』より1回で複数発のミサイルを発射することがあるため打ち上げ日数でカウント)。2016年は17回発射(防衛省資料)しているので昨年と同じくらいのペースで発射を繰り返していることになる(冬は発射が減少する傾向があるため春から秋にかけて集中する)。
昨年のミサイルは、2月の1発を除きすべて日本海へ落下している。今年も同様だ。「もし北朝鮮のミサイルが日本本土へ打ち込まれたらどう行動するべきか?」などが情報番組で取り上げられるなど話題になっているもあまり取り上げられないのが、これらのミサイルの残骸による海洋汚染の懸念である。どう考えても環境に配慮したとは思えない鉄の塊や悪質な塗装、残った燃料などが海を汚染しているではないかと心配している人も少なくないはずだ。
記者は、1997年1月に発生した「ナホトカ号重油流出事故」を思い出す。使っている燃料も残量も異なるため比較はできないが、日本海の環境を多少なりとも破壊していることは間違いないだろう。
北朝鮮が発射するミサイルが環境をどの程度破壊するのか防衛省関係者は、厳密な調査をしていないので明確には分からないと前置きした上で、「本来、ミサイル実験は、燃料を使い切ってから落下させるはずなのですが、北朝鮮がそこまでの制御、配慮をしているとは考えにくく、燃料が漏れ出し水産資源へ悪影響を与えている可能性は否定できません」と話す。
1993年から始まった北朝鮮によるミサイル発射実験は、合計65回を超える。前述したが、これは発射日でのカウントであり、2006年7月のように1日に7発を発射したこともあるので、北朝鮮が日本海へ沈めたミサイルは100発ほどとなっている。
東京の築地市場の問題も大事であるが、北朝鮮のミサイル発射が水産資源へどのような影響を与えるのかという観点でもっと取り上げてもいいのではないだろうか。
【執筆:中野 鷹】
|
|
|
|
<< 関連記事 >>
ワールドの新着ニュース
NX台湾、植樹・資源回収で環境保全に貢献 「CSRグリーンアクションデー」に社員と家族100名が参加
[ 2025年12月11日 14時45分 ]
【中国不動産】「路上でマンション叩き売り」の衝撃 狼狽売りが招く“日本化”の悪夢
[ 2025年12月11日 10時30分 ]
手間なし韓国米! 新潟式「二合パック」で実現した一人暮らしの革命とギフト戦略
[ 2025年12月11日 10時00分 ]
韓国の国技テコンドーがカナダで日本の忍者に! 起源論争に火をつけた「まさかの誤報」の真相
[ 2025年12月11日 9時00分 ]
年明け奈良で日韓会談、李大統領と高市首相結束へ。米中とも通じる韓国「全方位外交」のしたたかさ
[ 2025年12月11日 8時00分 ]
住環境を変えず「ノンストレス婚」 ソウル高級マンション内の限定相談所が人気
[ 2025年12月11日 7時30分 ]
130億円消滅! 逮捕された尹前大統領の呪縛を断つためクリスマスに青瓦台へ出戻る韓国の大迷走劇
[ 2025年12月10日 7時00分 ]
NXオーストラリア・創立40周年記念式典をシドニーで開催、将来ビジョンを共有
[ 2025年12月9日 15時30分 ]
人気ニュースランキング
[ ワールド ]
緊迫する日中関係の行方、台湾有事を巡る応酬と中国孤立の可能性
プライオリティパス 成田空港の、肉料理 やきすき やんま・ぼてぢゅう屋台、利用ルール改訂
中国と中華圏で新型コロナ感染が再拡大、ピークは5月下旬・免疫低下とウイルス変異が鍵
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年12月12日 10時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年11月13日 7時00分 ]
ラオス [ 2025年12月11日 12時15分 ]
国連・SDGs [ 2025年11月27日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年12月8日 14時30分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年10月24日 16時30分 ]
フィリピン [ 2025年12月8日 12時15分 ]