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「他国ファースト」はもう限界だ! 凍える能登を放置し、タイの洪水に即座に手を貸す日本政府の異常
配信日時:2025年12月23日 9時00分 [ ID:10741]

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 災害時の国際支援は、一つの国家として大切なことである。
タイでは、11月に大規模な洪水被害が起こった。
それに対して日本政府は、JICA(国際協力機構)を通じて、150張りのテントや3000枚の毛布などの緊急支援物資を送った。「ほかの国より早い」とタイ政府からはお褒めの言葉をいただいている。

 2024年元日に起こった能登地震の復旧は遅々として進まない~なんなら熊本地震や熊本豪雨被害の対応すらやっていない部分がある。まもなく2年過ぎようとしているのにこのような日本の状況を、日本政府はどうしようと思っているのか。
首相が代わるたび、内閣が代わるたび、様々な偉い人が日本の被災地を視察する。被災地の視察なのに革靴で訪れ、職員におんぶしてもらった大臣もいた。視察とは、物見遊山な「やってます!」ポーズなのか。
高市首相は、能登地震に対しても素早い対応をしていくとはいうが…支援が他の国ファースト。確かに、体育館や集会場のない国ではテントも毛布も必要だ。だが、日本では、冬真っ最中なのに、仮設住宅で凍えている人がいる。自分の家に戻れるどころか、自宅の債権資金を借りることすらできない人もいっぱいいる。
そんなこんなしているちに、次の自然大災害が起こる可能性は高い。

 能登地震も熊本地震もかなりの規模だったのに、震災認定は公式にはない。それが、今の日本政府の有体だ。

 タイでは、約110万世帯300万人以上が被災したとされている。死者は少なくとも170人~もう14年目を迎えるが東日本大震災の死者ですらまだ見つかっていなかったりもする。
タイでは、電気や水道の復旧のめどは立たないと言う。なら、電気も通っていて水も出ている日本人は我慢しなさいというのかな。

 スマトラ島でも豪雨被害で600人以上の死亡400人以上の行方不明。スリランカでも豪雨被害で390人が死亡300人以上が行方不明。
世界中の力を借りなくては復興できないのは理解できる。

 けれど、日本国内の復興をおざなりにして、ほかの国にいい顔しているのは、なんともやるせない事実なのである。

【編集:fa】

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