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「本当の家族に戻りたい」16歳息子の告白。育ての親か生みの親か、韓国で問われる愛と金
配信日時:2025年11月25日 12時00分 [ ID:10620]
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高年齢カップルの場合、不妊治療したとしてもかならずしも子宝に恵まれるわけでもない。卵子も精子も老化するし、肉体も妊娠には向かなくなる。例えば出会いが若い時であっても、子宝に恵まれない夫婦はこの世にごまんといる。
二人で生きていく未来を選択したり、検査で異常が見つからなければ離婚して違うパートナーとの間に子宝を求めるもある。そして、産んでも育てられない状況にある母親から、赤ん坊のうちに引き取り実子として育てる養子縁組制度も選択肢にはある。
52歳の男性は、16年前(36歳)の時に養子を迎えた。法的に実の親との関係を断ち切り、実子として育てる制度だ…日本にも特別養子縁組制度は存在する。
ところが、今年の春に16歳になった息子が、実は養子だと言うことを知ってしまった。世の中にはおせっかいな人がいるから口から口バレてしまうことがある。戸籍的には実子なのだが、人としての本能が実の親ではないという悟りに近いものを与えてしまうこともある。
息子は口数が減った。思春期真っ盛りだから、親とも話さなくなるで時が過ぎるのを待てばよかったのかもしれない。家にも寄り付かなくなり「本当の家族に戻りたい」と吐露した。
どうやって判明したのかは謎だが、産んだ側も16年前とは状況の変化があり、「片時も忘れたことはない」と現在の経済状態を盾に引き取りを申し出た。
なんのための実子法だったのだろう。
16年間育て上げた夫妻は、まさか息子がと思い悩み、けれど本当の親の方に渡した方が息子のためになるのではと、深刻に悩んでいる。
簡単には答えは出ない。多感な年齢で事実を知ってしまった息子の将来を考えると、容姿とか実子問題で、グレて社会のレールから外れることは避けさせねばならないと二つの親的にも同じことは考えているはずだ。
長くかかるが裁判で養子縁組を解消することはできる。現段階だと、16年間育った家の財産を相続する資格を息子は持っているが、解消となればその資格も失う。
韓国という国柄…どうしても想像してしまうのが、産んだ親が戸籍はそのままでと青年になり働き手にもなる息子を引き取る。そのうちに、育てた親が亡くなってしまった場合、産んだ親はその財産を利用できる。そこを狙ってやしまいか。育てた親は、財産もくれてやる覚悟で親になっているはずだ。これからも、交流を続けてくれるならば戸籍はそのままでいいと言いかねはしない。
彼 が成人をしてから、決めると言う選択肢はないのだろうか。
【編集:fa】
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